ゼミ&第4回サブゼミ報告(3期生)

 今回のゼミはいつもと異なり、藍澤証券経営企画室の馬場雄一様にご同席頂いた上で行われました。新聞報告では「投信業界、「説教」に嘆き」という記事が報告され、金融庁の森長官が、投資信託の顧客本位への転換を迫っているが、手数料収入に頼ってきた業界にとっては、顧客本位と収益の確保の両立が手探りの段階であると報告された。この記事を受け、回転売買は絶対にダメなのか、などを先生や馬場様からご指摘いただいた。

 グループワーク報告では、国内証券市場の活性化のチームが、活性化していない現状の理由としてを挙げ、それらに対する提案が示されたが、それを根拠づけるデータが無いことや論文全体を貫くストーリーが見当たらないこと、さらに具体性がないことなどを指摘され、さらに先生は「この半年間、言っていることが変わっていない」と言われ、お怒り気味でした。一方で、馬場様からは、我々の研究のヒントとなるようなことがらをお話頂きました。馬場様、ありがとうございました。ご指摘いただきました点を、勉強させて頂きます。

 2時間目のサブゼミでは、日興証券本八幡支店の定平和気さんにお越し頂き、いつもなら業界事情などをレクチャーして頂いた後に質疑応答を行っていますが、今回は先生からのリクエストにより、最初からゼミ生の質問に答えて頂く形で進められた。全体として、証券会社の営業の方がどのように顧客にアプローチしているのか、また、定平さんは営業企画にもおられたため、若者を取り込むためにどのようなことをされたのか、その他、本社勤務と営業店の違いや、営業店の1日の予定などもお話しを頂いた。定平さん、大変興味深いお話をありがとうございました。