11月4日のゼミ活動報告(3期生)

11月4日のゼミでは、新聞学習と教科書の第13章を勉強しました。

新聞学習では「眼鏡チェーン東南アジア開拓」という記事について、討論しました。低価格の眼鏡チェーン、インターメスティックは来春シンガポールに出店するそうです。東南アジアが開拓される背景には、中長期的で人口増加が見込めるからです。特にシンガポールは、英語圏のため専用スタッフを必要としないということや、所得水準が高く、日本の高価なものを買ってもらえる、人口も多いという点から東南アジアの中でも注目度が高くなっています。シンガポールでは、眼鏡の作成期間が1週間前後かかる上に、価格が4万円前後になります。一方日本の眼鏡は作成期間が短い上に、低価格です。日本は市場拡大見込みが低く、成長見込みがあまり期待できないため、市場開拓、拡大した方が大きなリターンが大きいと判断しこのような試みが行われるのではないだろうか、という結論に至りました。

次に、教科書学習についてです。テキスト第13章「狭義の機関投資家」について勉強しました。

投資信託とは、専門家が運用方針を立て、その方針に沿って投資を行うものであり、個人や機関投資家から資金を集め、これをまとめて運用します。投信の種類を分けると、大きく4つに分けることができ、募集対象で分けると、公募投信と私募投信があります。また、会社を作るか否かで分けると、契約型と会社型に分けられます。そして、いつ買うことができるかで分けると、クローズエンド型とオープンエンド型に分けることができ、分配金を出すか否かで分けると、定期分配型投資信託と無分配型投資信託に分けることができます。

公募投信は、一般投資家向けのため、投資家保護の必要性から事務処理負担が大きく管理報酬が高くなりやすいという特徴があります。一方、私募投信はプロの機関投資家が運用するため、事務処理コストを抑制できます。また、クローズエンド型はいつでも売買ができず、満期まで売買ができません。一方でオープンエンド型はいつでも売買可能です。そして、無分配型投資信託は分配をせず、一方の定期分配型投資信託は、定期的に分配が行われます。日本では、高齢者が定期分配型投資信託を利用することが多く、その理由は年金の足しにできることがあるようです。それゆえ、日本では多く設定されていることが特徴と言えます。以上のことを学習しました。