11月25日のゼミ活動報告(3期生)

11月25日のゼミでは新聞学習とテキストの輪読をしました。

新聞学習では、大木君が「超高速取引を直接監視」という記事について報告し、議論しました。超高速取引とは、人の手を介さずに、コンピューターに予め組み込まれたプログラムで、株価などの変化に応じて自動的に売買注文を執行する「アルゴリズム取引」の一種です。人手を介した取引より、何万倍も早く売買ができることや、人的ミスを防ぐことが可能ですが、一方で市場が錯乱すること、お金がかかるため一部の人しか使えない、というデメリットもあります。取引所ではマイクロ秒単位での取引が行われるため、スピードが重要となっています。そのため、プログラムを用いた高頻度取引が増えていますが、取引そのものの全体像が不透明な点などを改善する必要があるように感じました。

次に教科書学習についてです。今週から新しい教科書になり、「フィンテック」についてこれから詳しく学習していきます。フィンテックとは、金融を意味する「ファイナンス」と、技術を意味する「テクノロジー」を組み合わせた造語です。主にITを活用した革新的な金融サービス事業を指していて、近年は海外を中心にITベンチャー企業が、IT技術を生かして、伝統的な銀行が提供していない金融サービスを提供する動きが活発化しています。フィンテックは、簡単な決済手段の提供や、個人間でお金を送るサービスなどを、既存のサービスと比べて非常に低価格でサービスを提供しています。また、それらのサービスの多くはスマートフォンを活用して、シンプルでわかりやすい操作方法を実現しています。これらの理由から、フィンテックが注目を集めています。以上のことを学習しました。