第3回ゼミ(3期生)

4月28日のゼミでは、新聞学習と証券ゼミナール大会に向けた中間発表を行いました。また、2時間目に行われたサブゼミでは、軽自動車を中心とした自動車メーカーのスズキ株式会社から下林岳さんをお招きし、講演して頂きました。

新聞学習では、“金融庁と業界 すきま風”という記事が報告され、この記事で言われている課題を先生に説明してもらいました。次に、証券ゼミナール大会に向けた中間発表です。今回は投資信託チームが発表しました。投資信託チームは「投資信託は、資産形成の手段にはなっていない」という問題を提起し、論文を書いていく予定です。今回はその論理構成の枠組みが発表され、先生からいくつかの質問を受けていました。ここで1時間目を終わり、2時間目は今年1回目のサブゼミが行われました。今回は2年生も5人参加し、スズキ自動車の下林岳さんに講演して頂きました。

下林さんはスズキに入社し、工場での研修を終えられた後、自動車販売会社に出向され、スズキの自動車を販売している業者さんへの営業(業販)をしておられます。通常、自動車の販売はディーラーで行っているわけですが、スズキではディーラーでの販売はもちろん、スズキの自動車を専門に販売してくれる会社や、複数の自動車メーカーの販売をしている会社でも自動車を販売しています。下林さんはこうした販売会社に自動車を販売する営業をされています。業販をしているのはスズキだけらしく、大変貴重なお話を伺うことができました。ショールームでは、営業マン1人が月に平均7、8台販売するそうですが、下林さんは3月に100台販売されたそうです。下林さんのお話は、どのように車を販売会社に営業されているのか、具体的なお話をいくつかして下さいました。なかでも、とても印象に残っているのが、販売促進策のお話です。下林さんの営業地域に、スズキの自動車が年に3、4台しか売れない会社(4社)があったそうです。販売会社はそれぞれが競合関係にあるわけですが、その四つの販売会社の経営者の方に、みんなで費用を出し合って合同販売会をしませんかと企画されたそうです。そして、それは成功し、1ヶ月で8台販売するされたそうです。なぜこうしたことを思いついたのかなど、具体的に営業職とはどういう仕事をしているのかをお話下さいました。

また、下林さんの経験から、就活のポイントをいくつか具体的に教えて頂き、各社の説明会、合同説明会の使い方もお話下さいました。来年からの就職活動でぜひ活かしていきたいと思いました。今回は、貴重なお時間を私たちのためにとって頂き、本当にありがとうございました。(担当:石間)