5月19日のゼミ報告(3期生)

5月19日のゼミでは、新聞学習と証券ゼミナール大会の中間発表を行いました。

新聞学習では、「情報開示 速やかに」という記事を元に、重要な情報の公平な開示を求めるルールなどを定めた改正金融商品取引法が成立したが、この規定が必要だと思うか、否かを議論しました。
必要だと思う意見には
・アメリカが既に行っている制度だから模倣した方がよい。
・日本だけが他国に比べて遅れると海外投資家からの信頼が損なわれそうだから、規制のグローバル化も必要。
・不公平感と不利益を個人投資家に感じさせるから必要などの意見が出ました。
一方で必要ではないという意見には
・企業の負担するコストが大きい。
・開示する情報の範囲が難しい(どこまでを“重要情報”と見なすのか)。
・既にディスクロージャー制度があるので、情報格差は緩和されているのではないか。
などの意見が出ました。

先生は、あまり厳しい規制をかけすぎると、コンプライアンスのコストがかかりすぎることも考えられる。アメリカでは、規制にかかるコストとベネフィットを分析し、規制を考えるべきではないかということが言われており、コストを上回るベネフィットがあるかどうかを吟味する必要があるだろうと話されました。

次に証券ゼミナール大会の中間発表を行いました。今回は投資信託のチームの発表を行いました。先生が参考になる文献などを紹介され、内容をさらに深めるよう指導を受けました。(担当:石間)