1学期最終ゼミを行いました(3期生)

1学期最終ゼミを行いました.

新聞報告では、「LINE、なるか決済革命」という記事と「東日本銀行が不適切融資」という記事について発表され、LINEの記事については、LINEペイの普及が銀行のビジネスを変える可能性があることや、利用者の購入履歴を手にできるので、LINEに出る広告の精度を上げて収入を増やせるなどという肯定的な意見と、一方でシステムが銀行のシステムより脆弱性はないのか、もしあるならハッキングなどのリスクがあるのではないかなどの意見が出された。

また、東日本銀行の記事では、地方銀行の収益悪化の背景には日銀のマイナス金利政策に加え、企業が資金余剰主体になっており、なかなか貸出先がないことがあるなど、日銀の金融緩和の弊害を指摘する意見が出された。

論文発表では3名が発表しました。金融リテラシーについて執筆している者は、金融ケイパビリティ教育が言われているので、リテラシー教育にとどまらず、ケイパビリティ教育についても触れるべきであり、アメリカだけでなく、ヨーロッパの金融教育の現状も調べた方がよいのではないかとの指摘がされた。

次に、確定拠出年金について執筆している者は、個人型確定拠出年金の加入者に、どのように投資家教育をするのか、知識がなければ加入者は増えないので、そのあたりも考えた方がよいのではないかと指摘された。

最後に、投資信託について執筆している者は、独立系運用会社も良い面ばかりではない訳で、その点もきちんと調べるよう指摘された。(担当:市橋)