6月22日のゼミ報告です。
新聞報告では、なぜzuuオンラインがIPOをしたのかを取り上げました。まずzuuオンラインとは投資や不動産、相続など金融商品に関わる記事を掲載したWebサイトです。この会社がなぜIPOしたのかを意見交換しました。ゼミ生からは、知名度の向上や、株主への利益還元、資金調達のためなどが挙げられた。これらを踏まえて、最大の理由は何かを最後に考え、知名度の向上とともに優秀な人材のリクルートではないかという結論に至った。
テキストは第8章 債券格付けを発表した。それに対して、ファイアウォールとは何かという質問があった。これは業務間のカベのことだが、格付機関の場合は、格付部門とコンサルティング部門は一方では投資家のための情報提供を行うため中立性が求められるが、もう一方は企業にいい格付けを与えるための支援であるから、この二つの業務には投資家に対する利益相反を起こす可能性がある。だから、これらの業務間での情報のやり取りなどを遮断するため、ファイアウォールが置かれているということであった。ただ、格付機関の中立性の確保は困難であり、そのことがリーマン・ショックの際の証券化商品に対する格付けを巡り、格付機関に対する批判が会い続くことになったとのことであった。
また、最後に先生から証券化について図を用いて説明して頂いた。証券化についてはテキスト第16章で取り扱うが、主に販売会社、SUV、投資家の間の一連のお金の流れと商品の組成について学んだ。(担当:小山田)