東京証券取引所と日本銀行の見学に行きました。

先日、ゼミで東京証券取引所と日本銀行の見学に行きました。

 兜町近辺の歴史的な建物や街の歴史、証券会社の話などを先生にしていただきながら、東京証券取引所へ行きました。東京証券取引所では東証プラザ証券史料ホールの見学からスタートしました。広報の方が取引所の成り立ちや発展の歴史を、貴重な史料の解説を交えながら丁寧に説明していただきながらの見学です。現在では電子化されて無くなった株券の役割や、実際の株券を見せて頂いたり、戦時中にも価格統制を受けつつも証券取引が行われていたお話をお聞きしたり、実際に使われていたハンドサインを教えて頂いたりと、興味深いお話ばかりでした。

 引き続き広報の方から解説をしていただきながら、東証Arrowsに移動しました。運よく上場記念式典が行われており、企業の方が上場記念の打鐘される場面を見学することができました。東京証券取引所では、コンピュータで取引が処理され、一日に膨大な数の取引が行われていることなどをお聞きしました。

 その後、東証Arrowsのオープンプラットフォームに行き、間近で環状電光掲示板(チッカー)を見学しました。チッカーの流れる速度が取引量により段階的に変化することや、流れてくる数字の意味、また日本と欧米では金額の文字色が+-で逆なことをお聞きしました。また、日本の特徴として、一部・二部・マザーズの企業数が、上から逆三角形型になっており、アメリカのようなステップアップ型になっていないことなどをお聞きしました。さらに、広報の方が後日サブゼミを行っていただくことになりましたので、そのときにさらに詳しいお話をお聞きしたいと思います。とても楽しみです。

 お昼休憩を挟んで、日本銀行の見学に行きました。 最初に日本銀行の役割を説明するビデオを観覧し、ガイドの方に案内していただきながら、日本銀行の内部を見学しました。歴史的価値の高い旧館と現在実際に業務を行ってる新館を見学し、歴代総裁の肖像画を見ながらエピソードを伺ったり、実際に使われていた金庫を見せていただいたりと、興味深い内容でした。

 今回は夏休みを利用して、東京証券取引所と日本銀行という日本の金融の中枢を見学することができ、ゼミ生にとっても実りのある内容となったのではないかと思います。今回学んだ事を後期のゼミ活動にも生かしていきたいと思います。