ゼミ報告(6期生)

今週は、なぜ証券市場を活性化させないといけないのか、個人投資家の参入の意味は何かを検討しました。間接金融に偏重した金融システムでは、景気がいい時には問題が起きませんが、不景気になり不良債権などの問題が起きた時には、資金供給を絞るため、間接金融と直接金融のバランスが取れたシステムである必要があることを、日本の戦後経済史を事例に先生が説明してくれました。
 
また、証券市場は企業にとっての資金調達の場、投資家にとっての資金運用の場であるだけでなく、株価を通じて資金配分機能が発揮されます。成長性のある会社には資金が配分され、ゾンビ企業には市場からの退出が促されます。こうした側面もあり、証券市場の活性化が必要であることが理解できました。そして、個人投資家に市場参加させる意味はどこにあるのか、みんなで意見を出し合いました。
 
いよいよ大会が再来週になりました。みんなで内容をブラッシュアップし、より良い議論をしたいと思います!(担当:李)