本日は前期最終授業でした。
先週同様、卒論のテーマに関して奈良さん、佐藤さんの二人が発表し,質疑応答を行いました。発表者二人に共通して言えることは、卒論のテーマを選ぶうえで、ゼミナール大会に参加して興味を抱き、さらに学習したいと考えていることでした。
奈良さんのテーマはDC(確定拠出年金)についてでした。選んだ理由は、上記したことに加え、就職先での活用に役立つと考えているとのことでした。構成は五章を考えており、提案などは特にしない方針でした。質疑の際に、DCのみの内容では一万字は難しいのではないかという課題が挙げられ、改善策として、DBが主流であった過去の歴史から、DCが誕生した経緯など、歴史を踏まえながら両者のメリット、デメリットを比較すればよいのではという意見が挙げられました。それに対し、今後は歴史を構成に取り入れ、考察していくとの考えになりました。
佐藤さんのテーマは行動経済学を用いた金融行動の改善についてでした。構成は四章を考えており、最終章では、行動経済学を用いた資産形成はなりうるのかという佐藤さん個人の考えをまとめるとのことでした。課題としては、行動経済学を用いた理論が現在少ないため、そこに焦点はあてず、なぜ佐藤さん自身が現代の金融教育ではなく、行動経済学を取り入れた資産形成が大切だと考えたのかを今後ブラッシュアップしていくとのことでした。
後期の授業は対面で行う予定です。各自体調管理に気を付け、元気な姿で会えたらと思っています。(担当:小山田)