私たちのゼミでは、証券ゼミナール大会での優秀賞獲得を目標に、1年間ゼミ活動を行ってきました。いよいよ大会当日になりました。
今年の証券ゼミナール大会は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響で、討論が従来の2日間ではなく1日となり、対面ではなくオンラインで討論を行うことになりました。まず、このような状況にありながらも、大会の開催を決断して下さった全日本証券研究学生連盟、日本証券業協会の関係者の皆様に御礼申し上げます。
深見ゼミは、第4テーマ「日本の証券会社に求められる役割-家計との関係からー」のCブロック(関西大学田村ゼミ、関西学院大学岡村ゼミ、北星学園大学南ゼミ、明治大学勝ゼミ、立教大学飯島ゼミ、駒澤大学深見ゼミ)と、第5テーマ「日本における金融教育のあり方」のDブロック(神奈川大学戸田ゼミ、北星学園大学秋森ゼミ、立教大学池田ゼミ、駒澤大学深見ゼミ)に出場しました。
大会まで私たちのゼミでは毎日のように対面、オンライン、ハイブリットでのグループワークを行い、他チームがどのような課題に対して、どういうLogicで何を提案しているのか、その提案に矛盾がないか、実現性はどうかなどを検討するとともに、自分たちのチームの論文でも同様に弱点はないか、あればどのようにそれを補強できるかなどを議論してきました。
大会では午前中3時間、午後から5時間の合計8時間に亘る討論が行われました。私たちが参加した第5テーマDブロックでは、午前中は論点と留意点の擦り合わせ、知識の共有が行われ、午後は各チームが事前に提出していた論文に書かれている提案に対する質疑応答が行われました。私たちは2、3年生の混成チームで出場しましたが、2年生も一生懸命議論に参加してくれました。午後の討論では、事前に準備していなかった質問もされましたが、チームのみんなが臨機応変に対応し、きちんと答えることができました。オンラインでの討論となりましたが、私たちは最後まで諦めず、全力尽くして討論に参加をしました。
そして、いよいよ結果の発表です。結果は両チームとも優秀賞を獲得しました。メンバーの中には、優秀賞が発表されたとき、駒澤大学の「こ」と聞こえた瞬間、先輩たちや先生の顔が浮かび、涙が止まらない人もいました。昨年は4チーム中2チームしか優秀賞を獲得できなかったこともあり、今年はゼミ生全員で全チーム優秀賞獲得を目標にして活動をしてきました。4年生も私たちのグループワークに長時間付き合ってくれました。悲願の全チーム優秀賞獲得を実現できたことで、先輩たちにも恩返しすることができました。
今年度は授業開始直前に新型コロナウィルス感染症の感染拡大が始まり、大学は4月になっても始まらず、授業開始後も1学期はオンラインで授業が行われ、これまで私たちのゼミが行ってきた方法でグループワークなどのゼミ活動を行うことができず、各チームのリーダーは苦労しながらワークを運営してくれました。また、2学期になると、対面とオンラインのハイブリットでゼミが行われましたが、途中で音声が切れたり、画面共有までに時間がかかったり、思うように授業やワークができないこともありました。それでも、対面、オンライン、ハイブリットなど多様な方法で、ゼミやグループワークを行ってきました。他チームも同じ条件ではありますが、慣れない方法でのワークなど様々な苦労がありましたが、素晴らしい結果を出すことができました。きっと深見ゼミ全員の貴重な大学時代の思い出となるでしょう。
最後に、夏休みに合同ゼミをして下さった皆様に心より御礼申し上げます。合同ゼミで鍛えて頂いたことが今回の結果につながったと思います。また、サポートして下さったOB、OGの皆様にも御礼申し上げます。ありがとうございました。(担当:李)