4月21日の2期生ゼミ報告

4月21日のゼミでは、新聞学習とグループワーク報告が行われました。新聞学習では、「マイナス金利の投資信託への影響」をテーマに議論し、様々な意見が挙げられました。

議論はマイナス金利は投資信託によい影響を与えるのか、悪い影響を与えるのかをテーマに行いました。
主な意見として、
・投資するよりもタンス預金のほうが良い
・マイナス金利分を投資家に転嫁すれば、投資家の資金流出につながる
・タンス預金では利息がつかないのだから、投資信託に投資して、少しでも増やそうというインセンティブが働くのではないか。
・民間銀行の融資が増えれば、企業活動が活発になり、成長を促せばその会社の株価が上昇し、投資家に転嫁された手数料以上に収益性が増せば、問題ないのではないか。
など様々な意見が出ました。

この議論の結論として、確かに公社債投信への影響は大きいが、株式投信の場合、運用会社の運用パフォーマンスが問われるのではないかという結論に至りました。今後もマイナス金利政策が投資信託に与える影響に注目していきたいと思います。

次に、今回のゼミは「証券市場を活性化するには」をテーマにしたグループの発表が行われた。

初回の発表は、細かな内容というよりもどのような工程でグループワークを進めて行くか、また、活性化させるための課題を列挙し、それを発表された。発表の中で、このグループが考える、証券市場が活性化された状態とは、コーポレートガバナンスが機能して企業の持続的成長が起き、様々な投資家の市場参加が増えた状況と位置づけていた。また、望ましいのは主として長期投資をする投資家が増えるた状態とし、こうした市場を作るための課題を挙げ、次回以降、それらについて調べるとのことでした。

最後に今回のゼミを振り返り、第1回目の発表ということもあり、各自たどたどしい場面もみうけられ、互いに意見を言い合う討論はあまりできなかったと思える。今後は討論が活発になるよう、努めて行きたいと思います。(文責:深田)