6月30日のゼミでは、新谷君と門島君が卒業論文の中間報告を行いました。
新谷君は、「地方証券取引所の活性化」をテーマに地方証券取引所の歴史や、活性化のために行っている現在の取り組みについて詳しく話してくれました。ただ、地方証券取引所を活性化させたい意図は理解できるが、そもそも地方の企業にとってテリトリー制が廃止された現在、地方証券取引所に上場することにメリットはないのではなど、指摘を受けていました。
門島君は、「金融リテラシーとモノなしマルチ」をテーマに日本人の金融リテラシーが低いことがモノなしマルチの流行と関連するのではないかとして、日本とアメリカの金融リテラシーの違いを説明してくれました。国や年齢別によって金融リテラシーに差があることなどを詳しく調べていましたが、金融リテラシーとマルチ商法の関連性を証明するのであれば、金融リテラシーが高いとされる国のマルチ商法の実態も調べなければならないと先生からアドバイスを受けていました。
6月も終わりを迎え、4年生は現時点で書き上げている論文を提出しました。それぞれが論文の方向性を決め、指導やアドバイスを受けた点を考慮しながら、本や資料を集めて研究を進めています。私自身も先行研究が少ない中、先生や同級生からのアドバイスをもとに納得した論文を書き上げるために努力を続けていきます。(担当:大澤)