7 月7日のゼミでは、石田くん、市川くん、柿崎くんが「 証券論」第 7 章「債券の発行・ 流通市場について発表してくれました。
債券発行と一口にいっても直接発行と間接発行の 2 種類があり、この違いは資金不足主体と資金余剰主体の間に仲介人が存在するか、否かだと学びました。これに加えて公募方式と私募方式があることも学びました。公募方式は不特定多数の人を対象にして債券を発行するため、巨額の資金調達がしやすいとされ、私募方式は機関投資家など限られた人たちを対象に発行するけれども、決して多額の資金が調達できないわけではないことが分かりました。
また私募方式で債券を発行するには条件がありました。一つは対象となる投資家を 50 名以下とすることであり、その他にも適格機関投資家に限定されるプロ私募というものがあります。また、この他にも社債管理会社の説明などもしてくれました。初めにこれらの説明を聞いた時は、債券は特定の投資家だけが投資でき、一般投資家は投資できないので不平等ではないかと思いました。しかし、先生の補足説明などを聞いて、投資家保護を目的としてこうした仕組みが作られていることが分かりました。
今回は3年生も参加していたこともあり、発表後の質問がいつもより多くされていました。質疑を通じて多くの疑問が解決したと思います。これから先輩がいなくても多くの質問ができるようにしていきたいです。(担当:安重)