6月3日のゼミ報告(1期生)

6月3日のゼミでは、新聞記事発表と卒業論文の中間報告を行いました。

新聞記事発表の今回の担当者の経種君は、「米投資ファンド、中国の不良債権処理参入」という記事について報告しました。記事の内容は、巨額の不良債権を保有する中国の金融機関が不良債権の最終処理を急いでいる状況下で、オークツリーやKKRなどの米国のファンドが中国の不良債権処理ビジネスに参入してきているというものです。経種君は、中国の実質経済成長率の統計データの妥当性が問題視されていることに触れつつ、「他国の不良債権や証券化された不良債権と比べ、中国のものは透明性がなく、売れにくいのでは」と意見を述べていました。

卒業論文の中間報告では、恩田君と二ツ森君が各々、先行研究から得られた情報や問題意識を感じた所などを報告しました。二人の卒業論文のテーマは大まかに恩田君が「地方銀行の歴史と今後の在り方ついて」、二ツ森君が「地方銀行がどの様に生き残っていくのか」ですが、深見先生から、比較対象としている地方銀行を選択した理由は何なのかといった質問や、ソーシャルレンディングなどのフィンテックを知ることが今後の地方銀行のあり方を考える参考になるといった助言があり、卒業論文に対す考えを掘り下げていっているのを感じました。