第6回ゼミ(9期生)

6月14日のゼミでは、古川さんと笠原さんが卒業論文の中間発表を行いました。古川さんはテーマを絞り切れなかったため、「金融教育」と「スポーツビジネスと地域貢献」の2つのテーマで発表しました。

「金融教育」では、日本と海外における金融リテラシーを比較し、日本人はそれほど金融リテラシーが低くないことを説明してくれました。このことに関して、先生からもコンビニや本屋にマネー雑誌が置かれていることは日本特有なことや、日本人が資産運用をしない理由を、戦前からの証券投資の歴史や若年層が住宅を購入する日本の慣習などの視点から解説していただきました。

また、「スポーツビジネスと地域貢献」に関しては、古川さんのなじみあるフットボールリーグ(Fリーグ)を例に論文を展開していくと説明をしていました。しかし、Fリーグが行った地域貢献は例が少ないことや認知度が低いため、地域貢献に成功しているバスケットボールリーグ(Bリーグ)と比較をしてみることを提案されていました。

次に、笠原さんは「地方創生ファンド」をテーマに発表を行っていました。金融機関から出資を受け、地域に根ざした活動を行う安定性の高い企業に対して投資する地方創生ファンドに関して、そのメリットや事例について説明をしてくれました。今後は実例として、挙げられたフューチャーベンチャーキャピタルなどを用いてケーススタディで論文作成を進めていくようです。

私自身、ゼミで他の人の報告を聞いているうちに、皆がテーマにしている内容にも興味を持ち、新聞で関連する記事があるときには読むようになりました。今後はそこで身につけた意見や知識も共有しながら、お互い良い論文になるよう努力していきたいと思います。(担当:難波