6月24日のゼミでは新聞学習と、テキスト第6章について勉強しました。
新聞学習では「JTB、予約サイト1割源」という記事をテーマに議論しました。JTBでは不正アクセスにより、最大793万人分のネット顧客の情報が流失した可能性がある、ということです。今後の夏休みへ向け、影響が出るだろうとの見解でした。今回の記事は金融関係の記事ではありませんでした。今後、テーマにあげる新聞記事の見極めもきちんとしていきたいです。
次に教科書学習についてです。第6章は「債券の基礎知識」でした。まず、株式と債券の違いは、株式には満期がなく、お金を出資する(=提供する)代わりに発行されるものです。一方で債券はお金を貸す代わりに発行されるものです。債券には満期があり、会社が倒産しない限り、元本の返済は保証され、利子も定期的に支払われます。
また、多くの企業では株式が一種類しか発行されないのに対し、債券はたくさんの種類があります。なぜなら、発行する時期によって、金利が変動するからです。そして、債券の取引は金融機関や機関投資家のプロ同士によって行われます。
債券は現在、証券市場で株式と並んで、最も利用されているファイナンス手段です。特に、公的機関にとっては、極めて重要性が高いものです。債券の種類は、一般的に国によって発行される債券の種類や分類法が異なります。分類の仕方は、発行種類による分類、満期による分類、クーポンの有無による分類などがあります。
さて。債券の利回り計算にはいくつかの方法があります。応募者利回り、最終利回り、所有期間利回りなどがあります。そして、債券の価格と金利は、シーソーの関係にあります。つまり、価格が下がると、金利が上がり、金利が上がると、価格が下がるという関係になります。このことを実際に計算して、実証してみました。したがって、金利が下がっている時期に債券を購入すると、得する傾向になっているようです。以上のことを学びました。(担当:石間)