6月17日のゼミ活動報告(1期生)

6月17日のゼミでは、就職活動の進捗報告と日経新聞の記事発表、卒業論文の中間報告を行いました。

最初に、出縄さんが「三井住友銀行が農業参入」の新聞記事を発表しました。これは三井住友銀行が、7月に秋田県の農業法人や秋田銀行、NECグループと新会社を設立し、コメの生産を始めるという内容の記事で、減反政策の廃止やTPPの大筋合意を背景とし、農地の大規模化、生産効率化、輸出の強化を目指す取り組みであることを述べてくれました。また、この記事に関連して、「農業は日本において成長分野であるか」を議論し、大規模農業を行う外国には生産性で勝てないのではないか、関税も保証されておらず、価格競争でも厳しい状況にあるのではないかという意見が出ました。

続いて、卒業論文の報告を経種君が行いました。経種君の卒業論文のテーマは「渋沢栄一の現代における影響」です。渋沢栄一は、江戸時代末から大正時代にかけて第一国立銀行設立をはじめ、多くの企業設立・経営に携わり、他方で社会貢献にも多大な尽力をした方です。経種君の関心は、渋沢が深く関わった企業であれば、彼の思想を現在も受け継ぎ、社会貢献活動や企業の社会的責任を重要視しているのではないか、というものです。同時期に創業した同業他社の企業理念や活動状況、社会貢献活動に充てた予算などを歴史的に辿りながら比較し、明らかにしていくということでした。先生からは研究をするにあたっての参考文献の紹介などして頂きました。