3月23日、私たち9期生は駒澤大学を卒業しました。
私は2年生の時に深見ゼミに所属しました。大学生生活の当初、怠惰に過ごしていた私にとって、深見ゼミへの所属は自分自身を変える契機となり、ゼミに入ってからは証券ゼミナール大会における優勝を目標に日々努力してきました。最初は知識も経験も浅く、学力だけでなく人前で話すことさえもためらわれる日々を過ごしていました。しかし、先輩たちの力になるべく必死に勉強を続け、身についた知識が増えたことによる自信から、次第に人前で話すことも臆さなくなりました。
そして、3年生になると、私たち9期生主導のゼミ活動が始まりました。証券ゼミナール大会にて例年好成績を収めていた先輩方からサポートを受け、より一層の好成績を収めるべく、証券ゼミナール大会にての全班優秀賞獲得を目標に活動をスタートさせました。
活動で中心的存在となった私たちは、後輩達に行動で手本を見せようと意気込んでいました。しかし、なかなか計画通りにやるべきことが終わらず、深見先生や先輩方、OBの方々の手を煩わせてしまう場面が多々ありました。それでも深見先生の教えである「学問には謙虚であれ」を心に刻み、忙しいにもかかわらず数え切れないほどのサポートをしてくださった先輩、OBの皆さんや先生への恩返しをできるように努力を続けました。その結果、証券ゼミナール大会で全班優秀賞獲得という目標は叶わなかったものの、3チームが優秀賞、1チームが敢闘賞を獲得し、これまでのゼミの歴史の中で最もよい成績を収めることができました。努力が実を結んだ経験は、就職活動を始め、これからの我々の人生を勇気づけてくれる経験になると思います。
そして、4年生になると活動の中心が、卒業論文の執筆と後輩達の活動のサポートになります。ゼミ活動を支える立場になり、自分たちがこれまで先輩方からいかにお世話になってきたかを痛感するとともに、それを後輩たちに還元するべく徹底したサポートを心掛けました。ただ、結果は2班が敢闘賞を獲得できましたが、後輩たちの目標としていた優秀賞獲得はできず、我々も自らの力不足を実感しました。それでも、後輩たちがこの1年で周りの方々からたくさんのサポートを受けたことを、下の世代に引き継いでくれればと思っております。
この3年間を振り返ると、多くの学びを得られたのと同時に常に誰かのお世話になっていました。個性豊かな仲間たちをまとめる事は時には難しく辛い時もありましたが、証券ゼミナール大会での優秀賞獲得という同じ目標意識を皆で強く持つことで、仲間同士の繋がりがより強固なものへと変わりました。また、目標に向かって謙虚な努力を続ければ、必ず実を結ぶことを体現でき、これから社会人生活を始めるにあたっても、困ったときには謙虚な努力を続ければ道を拓くことができると自らの力を信じられるようになりました。
私たち9期生、特に私は、最後まで先輩方やOBの皆さん、先生を始め多くの方々のお世話になり、ご迷惑をおかけしたことも多々ありましたが、皆さんのお力添えのおかげでこうして卒業することができました。本当にありがとうございました。お世話になりました。深見ゼミの縦の繋がりは、他のどのコミュニティよりも強固なものであると感じております。このような環境を絶やすことなく、深見ゼミの伝統として引き継いでいって欲しいと思います。
今後、このゼミが一層発展してくれることを9期生一同心から願っています。最後に、3年間の活動を通じてお世話になった皆様に感謝を申し上げまして、9期生最後の投稿とさせていただきます。(担当:町側)