6月13日ゼミ活動報告(10期生)

6 月 13 日のゼミでは、西原さんによる「日本におけるキャッシュレス決済の普及に向けて」と、石田君による「貯蓄から投資へ、投資の必要性と今後」についての卒論進捗報告が行われました。

西原さんは、日本でのキャッシュレス普及の現状や取り組みを確認した後、海外におけるキャッシュレス決済の歴史について発表してくれました。日本ではコード決済業者が乱立していることを課題として挙げ、それを解決するための日本政府による施策について説明してく
れました。しかし、政府による統一に向けた取り組みは効果的なものにはならなかったようです。一方、キャッシュレス決済が普及している中国では、スマートフォンによるインターネットの普及や現金に対する信用の低さなどが要因となっていることを説明してくれました。先生による補足から、特に偽札防止の側面が大きいことが分かりました。

次に石田くんは、日本では現預金が多い現状を示したうえで、いつから、どのような要因で現預金が多くなっているのかを説明してくれました。その後、現預金中心の現状から投資の必要性についてデータを交えて説明してくれました。今回の発表と先生からの補足で、20代や30代の若年層は持ち家のローンがあるため資金を投資に回す余裕がなく、60歳以上の高齢層は老後資金を確保しなければならないため、リスクを取れないということが分かり非常に興味深かったです。

6 月末には卒業論文の中間提出があります。まずは中間提出までに十分な状態で提出できるよう頑張っていきます。(担当:安重