6月20日ゼミ活動報告(10期生)

6月20日のゼミでは、野口君による、「ロボアドバイザーの運用実績と今後の展望」についての卒論進捗報告が行われました。

野口君は、ロボアドバイザーという人工知能を用いた資産運用の普及、活用を卒業論文のテーマに取り扱っています。ロボアドバイザーは、個人の特性に応じ、ポートフォリオを組成してくれるもの(運用は自分自身がする)や、ポートフォリオの作成だけでなく売買も行ってくれるものまで多岐に渡ります。前者はアドバイザー型、後者は投資一任型と呼ばれます。

また、ロボアドバイザーを利用するメリットは、24時間リアルタイムに対応できる、運用資金の下限が低い、透明性が高いことが挙げられますが、どうしてそういうポートフォリオが構築されたのかが分からないなどのデメリットも説明されました。資産運用において重要となる、運用成績は対面のそれに比べて利回りが高いデータが示され、非常に興味深く感じましたが、少しデータが古く、日本株が上昇している期間だったので、市場平均のそれと比べてどうだったのかが知りたかったです。

アメリカではロボアドバイザーが普及していますが、その理由として、アメリカでは銀行口座を維持するのにお金がかかることが挙げられました。そのため、ロボアドバイザーやスマホ証券を利用する人が増えているという説明を聞き、日本とアメリカの資産運用に対する考え方の差に関心を抱きました。6月末に卒論の第一次提出があるので、10期生一同、期限までにきちんとした論文が書けるように精進していきたいと思います。(担当:石田