6月27日のゼミでは、松本くんが卒業論文の進捗を発表しました。
テーマは「スポーツの文化的効果と経済的効果」です。彼はもともとJリーグサッカーチーム、京都サンガのことを応援しており、それがテーマ選択のきっかけになったようです。
深見ゼミは2、3年次で金融に関する分野を研究するため、ほとんどの4年生それに関するテーマ選択をしました。しかし、彼のみが異なる分野のテーマ選択をし、やや苦戦しているように見えました。特に問題となったのが、経済的効果は数値化がしやすい一方で、文化的効果は数値化がしにくいことでした。また、さまざまな事象の因果関係を直接的に結びつけることも難しそうにみえました。発表後は、卒論の提出が迫っていたこともあり、先生の研究室で彼の卒論の軌道修正を行いました。先生がヒントとなる言葉やデータを彼に与えたことで、これからの卒論の展開を見通すことができたようです。
テーマ選択がどのようなものであっても、論文の論理性を重要視し、それをサポートする体制がしっかり整っているのは、このゼミの良いところだと感じました。(担当:野口)