9月30日のゼミ活動報告(3期生)

9月30日のゼミ活動報告です。

今回のゼミも新聞報告とテキスト報告を行いました。まず、新聞報告では、『「2番手地銀」独自性促す』という記事を取り上げました。これは金融庁が地域で2番手以下の地方銀行に対し、持続的に収益をあげられる体制を目指すため、顧客層を個人向けに特化するなど特色ある経営に軸足を置いているかどうかを検査・監督を通じて重点的に検証ことで、人口減少や低金利の長期化で地銀の経営環境が厳しさを増す中、踏み込んだ対応を求めて財務基盤の悪化に先手を打つというものです。

生き残りが厳しくなる恐れがある地方銀行は、従来の融資をするだけでなく、融資先企業の収益性向上に向けたコンサルティングにまで踏み込んで支援するように、金融庁は求めているようです。

次に、テキスト報告テキスト第10章の「先渡し・先物取引」についてでした。今回の内容は、先渡し・先物取引の歴史、取引の仕組みなどであり、これを踏まえて、日経300先物がなぜほとんど売買されなかったのか。機関投資家がなぜ先物取引を使ったヘッジ取引をするのかをみんなで検討しました。そして、最後にバブル崩壊後の株価低迷期に、先物が株価を押し下げたという先物悪玉論が言われましたが、その理由とこれが正しい指摘だったのかを議論しました。