10月14日のゼミ活動報告(3期生)

10月14日のゼミでは、新聞報告とテキストの輪読を行いました。

新聞報告では「中国、ネット金融膨張」という記事について、齋藤さんが報告しました。中国でインターネットを介した資金調達が膨張し、不動産関連の調達額は前年同期比で約2倍の水準で推移しており、それが住宅価格の高騰の一因になっている。背景には「ピア・ツー・ピア(P2P)」と呼ばれるサービスの急速な普及があるとされ、特に中国では日米と違い、資金の運用手段が限られているため、個人投資家がこのサービスを利用し、不動産市場に大量に資金が向かい、不動産バブルが広がっているそうです。この報告を受け、P2Pサービスも視野に入れた規制の導入が必要ではないかという点などが議論されました。

次に、テキスト報告は大村、俊野著『証券論』第12章を、大木君が報告しました。機関投資家は投資の専門家として他人から委託を受けて、資金を運用するため、注意義務と忠実義務を含めた受託者責任が課せられます。また、投資スタイルの種類としては、ベンチマークに連動し完全法、準完全法、最適化法などがあり、その具体的な方法として、ベンチマークに連動させるパッシブ運用、パッシブ運用より高いリターンを目指し、バリュー株運用とグロース株で運用を行うアクティブ運用があります。機関投資家の影響力が増大することによって生じる、機関化現象などについて勉強しました。(担当:市橋)