11月11日のゼミ活動報告(3期生)

 11月11日のゼミ報告をします。新聞報告では「脱・もの言わぬ株主」という記事について、村野君が報告しました。内容は、投資信託の運用会社が、議決権行使結果を開示すべきという規制が設けられるというものです。これについて、村野君の報告の後、みんなで議論しました。金融庁の規制が実施されれば、議決権行使に関する透明性が高まり、投資先との馴れ合いや親会社への配慮による利益相反への懸念が払拭されることや、よりお客様目線になるため良いことではないかという結論になりました。

 テキスト報告では第15章「オルタナティブ投資」について、勉強しました。オルタナティブ投資は、ヘッジファンドが代表的ですが、株式や債券などの伝統的資産を対象に投資を行うオルタナティブ投資戦略と、投資対象自体が伝統的資産以外のもののオルタナティブ投資資産という2つに大別されます。ヘッジファンドは機関投資家や富裕層向けの私募ファンドであり、好況でも不況でもリターンを追求するファンドと、ファンドオブヘッジファンズ(FOHF)という2つに大きく分けられます。他方、ヘッジファンドは、マイナス面として①運用コストが高い、②運用の内容や結果に関する透明性が低い、③流動性に乏しいファンドが多いことを学びました。

 その他のオルタナティブ投資として、プライベートエクイティは、ベンチャー企業への投資や、バイアウト案件への出資、経営破綻企業への投資を主に行っており、その他にも未上場の中堅企業や上場企業が、PE市場を活用してファイナンスすることもあることを知りました。