3月13日に4期生とともに、東京証券取引所と日本銀行の見学に行きました。
午前中は、東証の髙橋さんにご説明を頂きながら、東京証券取引所を見学しました。マーケットセンターでは、内部で働いている社員の方が市場監視を行っていることや、なぜ市場監視が必要なのかなどをご説明頂き、次に上場の鐘をなぜ5回叩くのか、さらにはチッカーの回転の速さ、出てくる銘柄が何で決まっているのかなど説明をして頂きました。また、ゼミ生からも質問があり、それにもこたえて頂きました。次に、証券史料ホールにも行き、日本で証券取引が始まった経緯や、当時使われていた株券などについて説明を受けたほか、昔証券取引に使われていた道具や実際の株券も見せて頂きました。
ランチとカフェタイムを挟んで午後からは日銀の見学をしました。日本銀行の3つの役割(発券銀行、銀行の銀行、政府の銀行)について説明を受け、それにしたがって見学をしました。実は日銀の窓口では、交通違反の違反金等が支払えることなど説明して頂き、歴代総裁の肖像画を見ながら、その総裁の就任時にどのようなことが行われたのか、また実際に使われていた地下金庫の見学もし、レプリカの金塊や1億円の札束を、ゼミ生は興味津々で持ち上げたりしていました。最後に情報サービス局の方から、日本銀行の仕事についての説明があり、日銀当座預金のことや、損傷銀行券の交換を行うこと、そして、日銀がシステミックリスクを回避するために、特別融資を行うことがあることの説明を受けました。そして最後に、「長短金利操作付量的・質的金融緩和」のメカニズムについての説明をして頂きました。(担当:市橋)