6月23日のゼミでは、新聞報告と証券ゼミナール大会の中間報告、外部の方をゲストにお招きしたサブゼミを行いました。
まず初めに新聞報告では、“マネックス証券が個人型DC”という記事について討論を行いました。この記事はSBI証券と楽天証券に続き、マネックス証券が個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)に9月下旬より参入する、という内容でした。マネックス証券はネット証券であり、手数料が安いことが最大のメリットですが、ネット証券ゆえに投資家への投資助言などができませんでした。そこで、マネックス証券では、iDeCo参入とともにロボットアドバイザーも導入するという記事です。若い世代は、住宅費や子どもの教育費を準備するためにお金を貯めており、なかなか投資にお金を回せません。しかし、iDeCoは節税メリットがあるため、今回のマネックス証券の参入で、投資や確定拠出年金制度が少しでも広まればいいな、と感じました。
次に証券ゼミナール大会の中間報告です。今回は投資信託チームの発表でした。段々とロジックが確定し始め、論文も書き始めました。この調子でまずは夏合宿での全体報告を目指して頑張っていきます。
次にサブゼミです。今回は株式会社ゼロヒャクから堀池真希さんをお招きし、講演して頂きました。
講演に先立ち、全員ライフサークルというワークをし、“価値基準の見つけ方”を教えて頂きました。ライフサークルというワークを通じて、何に楽しみを感じ、何に悲しみを感じるかなどが分かります。つまり、相手が価値観を何に置くか、その人のモチベーションを最大するためには、どのようなアプローチをすればいいかが分かるそうです。1人1人の価値観をきちんと理解できれば、より良い関係を保ちながら仕事ができるということでした。
次に、会社の主な仕事内容を教えて頂きました。株式会社ゼロヒャクは広告代理店機能を持つ総合デザイン事務所です。ブランディングやプロモーションを考える仕事で、企業や大学、市町村にそれを提案するお仕事をされているとのことでした。堀池さんは、仕事では“できない!” とは絶対に言わない。分からないことは勉強し、必要ならば資格も取るそうです。また、ブランディングやプロモーションの提案のみならず、ホームページ作成や名刺、パンフレットの作成も合わせて提案し、顧客企業や自治体のブランディングをされるそうです。この点は非常に驚きました。また、どんなことでも自分はできないと決めつけないで、できる人を探したり、自分で挑戦してみることが重要だともおっしゃっていました。さらに堀池さんは今後マルチプランナーとして自分の持つ顔を増やしていきたい、とのことでした。
最後に、私たちへのメッセ―ジとして、過去の自分(大学生のときの自分と社会人の自分)に教えてあげたいことを教えて頂きました。それは、自分をもっと客観的に見て!、“新卒”を武器に出来るのは一生で1回!、すべての基礎は、学生時代までに作られていたよ!、新人時代のポイントは“積極性”、自分の居場所は自分で作れ!など、さまざまなことをお話下さいました。人間関係や仕事の基準は大人になっても変わらないこと、新卒社員は積極性を除いたら、ただの学生になってしまうことなど、今の私たちに繋がる大切なことをたくさん教えて頂きました。この講演を通じて、私自身、環境のせいにせず、常に好奇心を持ち、何事にも積極的にチャレンジしていかないといけないな、と思いました。また、自分の価値観や相手の価値観を理解し、世の中に貢献できる人になれるよう、今回の講義を生かして頑張っていきます。お忙しい中、ありがとうございました。