第11回活動報告(11期生)

春季セミナー終了後、初回となる今回のゼミでは、第3テーマに取り組む2班による論点整理の発表が行われました。

発表を通じてまず感じたのは、各班が自分たちの問題意識や方向性をより明確に持つことが、今後の論文作成において重要であるということです。どちらの班も現時点では、物事をやや一面的に捉えており、「とりあえず課題や提案を出してみました」という印象が残りました。

そのため、まずは現状を丁寧に整理し、そこから導かれる課題を深く掘り下げていくことが必要です。そうすることで、議論に厚みが生まれ、提案の説得力も高まるはずです。特に印象に残ったのは、論点を一貫性のある形で伝えることの重要性です。「定義→現状→課題→提案」という流れを意識することで、理解しやすく説得力のある発表につながると感じました。

発言面では、春季セミナー以前と比べて3年生の発言回数が増え、全員が最低1回は発言することができた点が非常に良かったと感じています。今後は、2年生も少しずつ発言の機会を増やし、ゼミ全体の活発な雰囲気づくりにもつなげていければと思います。

また、各班が自分たちの考えをしっかりと他のメンバーに共有し、互いに分からない点をすり合わせながら理解を深めていくことも重要です。そのためには、特に3年生が質問に対して簡潔かつ分かりやすく説明する力を意識的に養っていく必要があります。

ゼミ全体としては、「縦のつながり」、そして「横のつながり」をさらに深めていけるよう、今後も日々の活動の中で意識して取り組んでいきたいと思います。(担当:増田