2学期第1回ゼミ(5期生)

9月18日に行われたゼミでは、2人の卒業論文の経過報告が行われました。

小山田さんは、「少子化対策として最善の策は何か〜男女最低賃金問題から考察〜」をテーマに、現在行われている少子高齢化対策は根本的解決に繋がらないと考え、最低賃金を一律にすることや、それによって非正規雇用の給与の低さを改善することなどの提案が挙げられていました。政府でも「結婚新生活支援事業」が立案されるなど、お金の面から問題解決に取り組んではいますが、お金の面が解決したとしても少子高齢化対策には限界があると考えています。既にこの問題はさまざまな政策が行われており、なぜ現状の政策が上手く機能しない理由を深く考える必要があるという意見もありました。

一方樽くんは、「今後のIFAの可能性」をテーマに書いており、顧客本位の業務運営を達成するにはIFAの拡大が日本には必要であると述べていました。また、IFAは有事に相談するものではなく、持続的に寄り添うものだとする理想像も述べられていました。しかし、日本のIFAには発展途上のために課題も多くあります。私は今回の話を聞いて、IFAは高所得者向けと思っていましたが、ロボアドやレグテックの活用により改善され、高所得でない人も利用できるようになることが望ましいと考えるようになりました。

4年生のゼミでは、以上のように卒業論文の制作が中心になりますが、3年生のゼミに出席し、12月のゼミナール大会に向けて意見を述べることやディベートをすることもあります。4年生は大会には出ませんが、去年の経験を生かして2.3年生のサポートに尽くしています。(担当:奈良