第14回ゼミ(6期生)

11月12日のゼミでは、菊地さんが「高齢者資産をどう保護するか」というテーマで発表を行いました。

発表内容は、加齢や認知症などで高齢者の意思決定能力が衰えることで、日常の消費行動・投資に支障をきたすという課題に対して、認知症発症前や発症初期に、家族信託や遺言代用信託などを活用することで対策できるのではないかというものです。

はじめに、成年後見制度の仕組みや内容、現状について発表され、現状では利用率や認知度が低いことが課題であることを指摘しました。また、成年後見制度はコスト面などの負担も多く、家族信託の方が使い勝手がよいと考えられ、これを利用することで高齢者の資産を保護できるのではという内容でした。

議論を通じて、高齢者が抱えている資産管理上の課題も見つかり、新たな学びとなりました。(担当:森島