第8回ゼミ(9期生)

6月17日のゼミでは、中西君が日経新聞で興味を持った記事について発表を行い、その内容に対して深見先生が補足してくださいました。

内容は新型コロナ禍での行動制限緩和による日欧米の外食予約の回復具合についてでした。欧米では脱巣ごもり消費により外食予約の回復が見られる一方、日本では夕食以降の時間帯の飲食店利用が戻らず、回復が遅れているとのことです。このように日本の飲食店の収益が回復しない原因の一つとして、原価率の低い飲み物が売れていないことがあります。このことについて、深見先生はミスタードーナツの経営戦略を事例に、いかに飲食店にとって飲み物を売ることが利益向上に寄与するかを詳しく解説して下さいました。

次に紀野さん、難波君、古川さんの三名が『証券論』第五章「わが国の株式市場」について発表を行いました。内容は、日本の株式市場の発展の経緯や上場制度、証券取引所における取引のしくみや売買取引の仕組み、そして決済制度や信用取引制度、値幅制限などの仕組みについて概観するものでした。さらに、日経平均株価とTOPIXの計算方法を説明し、WWⅡ以降の株価水準の推移についても確認しました。発表後には深見先生が新興企業向け株式市場におけるマーケットメーカーの存在意義について解説してくださり、理解を深めることができました。

今回私たちの班が発表を終えて、要点を絞った発表を心がけることが課題であると分かりました。次回の発表では、20分を目安にしてわかりやすい発表をしたいと思います。(担当:難波