4年生ゼミ

5月12日のゼミでは、新谷君が卒業論文の中間報告を行いました。

新谷君の卒業論文は「地方証券取引所の活性化」をテーマにしており、論文構成と各章の概要を中心に発表しました。先生からは、なぜそれを課題にしたのかテーマの選定理由をもっとしっかりさせる必要があることや、地方経済活性化のために地方証券取引所をというのはよく言われるが、果たして地方の企業で地方証券取引所に上場しようとするインセンティブはあるのか.そもそも地方で上場できそうな新興企業が増えているのか,それがなければ机上の空論になるから,地方の新興企業についてきちんと数字を追いかけておく必要があると指摘されました。

また、地方証券取引所の衰退には通信環境の発展やテリトリー制の廃止、過去に大阪証券取引所がアメリカのような注文回送システムを構築しようと提案したものの却下されていることなど、歴史的経緯をきちんと調べた上で検討する必要があるのではないかとも指摘がありました。

今後、4年生全体で意見を活発化させていくことで、講義内の質を高めていけたらと思いました。(担当:矢野