6月16日ゼミ(8期生)

6月16日のゼミでは、田丸、山岸くんが卒業論文の中間報告を行いました。

田丸は、「サステナブルファイナンス」というテーマで、日本と欧米のサステナブルファイナンスの普及に差があることの要因を探ること、日本においてもサステナブルファイナンスをより普及させることを目的とした上で、サステナブルファイナンスの代表であるESG投資の現状と、持続可能性、特に環境に対する意識が世界で高まった背景をまとめました。まだまだ知識を充足させている段階ですが、同期の積極的な質問により、市場や投資家などの規模の差だけでなく、ヨーロッパでは宗教観やルールメイカーになることによる利益を得たいなどの要因があるのではないか、などの新たな視点をもらうことができました。

山岸くんは、「日本におけるベンチャーエコシステム構築に向けての可能性について」というテーマで、スタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学の起業家育成プログラム、StartXを例に、アメリカの進んだアクセラレータ、ベンチャー支援システムをまとめてくれました。日本においても東大生の約2割がベンチャーを志望しているという現状を鑑みて、文部科学省主催の大学発ベンチャー創出に向けた支援体制の推進を紹介していくれました。

どちらも新しいファイナンス方法の模索につながる研究のため、新しい情報を幅広く取り入れ、世界的な視点を養っていきたいと思います。(担当:田丸