第9回ゼミ(10期生)

12月1日の3時間目のゼミでは、来週に控えている証券ゼミナール大会の練習として、各班の論文を用いた討論を4年生の方に司会をしていただき、2年生のみで行いました。

第3テーマでは、論点1の証券市場活性化の定義では、お互いの論文での発行市場、流通市場の活性化の定義の刷り合わせを行った上で、お互いの論文で詳しく聞きたい部分を質問していきました。公正な価格とは何を指しているのか、円滑な資金調達とはどのような状態なのか、市場メカニズムとは何を表しているのかなど、論文では抽象的な表現をされている部分を主に議論していきした。また、論点2の株式市場では、市場再編前、再編後の課題、挙げられた課題に対する提案に対する討論を行いました。お互いに市場再編前の課題は同じことを挙げていたため、主に提案に対する疑問や詳しく知りたいことを中心に討論をしました。

そして、論点3の債券市場では、お互い課題と提案が似ていたため、すり合わせなく議論が進んでいきましたが、アクティブ債券ETFという提案に対して、アクティブ運用の投資信託で十分でないのかなどが主に議論となりました。そして、論点4の資金調達では、ベンチャー企業の成長段階の中で、経営者はどの成長段階で資金を必要としているのかから議論を始め、それぞれ提案している内容が違ったため、提案に対する疑問中心に議論が進み、これら二つの論点では論文の深い部分まで議論が行われていました。

3、4年生に見られる中での議論だったため、私もかなり緊張しました。1時間という短い時間の中でしたが、本番1週間前の、いい練習になったと感じています。(担当 石田