3月23日、私たち8期生は駒澤大学を卒業しました。
私は2年生の時に深見ゼミに所属しましたが、深見ゼミとはどういうゼミなのか、証券ゼミナール大会とは何なのかすら分からないところから活動を始めました。最初は知識が乏しく、先輩たちのような立ち振る舞いができるか不安でした。私のグループは人数の関係で先輩が1人しかおらず、何をすればグループの役に立つのかを常に考えながら、同じチームの2年生3人で努力しました。活動をしていくなかで、先輩のために頑張りたいという思いを強めながら、証券ゼミナール大会に向けた準備を進めました。また、その過程で深見ゼミに所属する意義を感じるようになりました。
そして、自分たちが3年生になり、8期生主導でのゼミ活動が始まりました。私たちは、深見ゼミがこれまでに残してきた伝統を守るべく、そして、次のステージである常勝ゼミを目指すべく、証券ゼミナール大会での優秀賞獲得を目標に掲げ、活動をスタートさせました。チームを引っ張る存在になった上級生は、目標から逆算をしてやるべきことを洗い出し、進むべき方向を下級生に示さなければなりません。その中で、チームで意見が割れることや、考えがまとまらず焦りを感じることもありました。時には、深見先生から指摘されることもありましたが、その指摘によって気付かされる部分が多くあり、貴重な時間であったと振り返ると同時に、今では感謝しています。ありがとうございます。さらに、東京証券取引所へのフィールドワークや、他大学との合同ゼミなど、刺激を貰える初めての経験を多くさせて頂きました。結果として、証券ゼミナール大会では、1チームが優秀賞、他の3チームも敢闘賞を獲得でき、各個人がレベルアップを感じる経験になりました。
4年生になると、卒業論文の執筆と後輩のサポートが活動の中心になります。後輩の活動を俯瞰的に見る機会が多くなり、私たちがこれまでにした経験を還元する良い機会になりました。特に、3年生と2年生の関係が証券ゼミナール大会では重要になるので、意識的に3年生には2年生とコミュニケーションをとるように促しました。私たちのサポートは不十分だったかもしれませんが、後輩たちの努力が実を結び、3チームが優秀賞、残る1チームも敢闘賞を獲得できました。
この3年間を振り返ると、個性がある仲間一人ひとりを理解しながら、目標に進んでいく難しさを実感したと同時に、その結果だけでなく、目標に向かう過程が重要であることを学びました。また、深見ゼミの特徴である縦の繋がりは貴重です。先輩に話を聞きたいときにすぐに聞ける環境があることや、後輩の話から学ぶことも多くあり、この環境は当たり前ではないし、これからも良い伝統として続いてほしいと思います。
今後も深見ゼミの後輩たちが学内外で活躍し、常に注目され続けるゼミであることを願っています。
先輩をはじめヒアリングや調査、合同ゼミでお世話になりました他大学の方々など、3年間の活動を通じて大変お世話になりました。改めて心より御礼申し上げまして、8期生最後の投稿とさせていただきます。(担当:矢野)