5月24日のゼミでは、春季セミナーに向けて「経営陣はアクティビストの提案を取り入れていくべきか否か」というテーマでディベートを行いました。このテーマでディベートを行うのは初めてだったため、どの班も完成度があまり高くなく、探り探りの状態でのディベートとなりました。
今回のテーマにおいて重要だと考えるポイントはアクティビストと企業の双方の立場を考えるということです。アクティビストの提案の中で1番割合が多いのは株主還元であり、その提案を取り入れた場合、アクティビストなどの株主にとってはメリットがありますが、企業の財政状況は少なからず悪くなり、中長期的な成長に対する投資がしづらくなるなどのデメリットがあります。また、アクティビストの提案を取り入れていかなければ、多角的な視点を得ることができない点や、日本企業に多く残る現預金が溜まる一方になるなどデメリットがあります。しかし、企業の安定性を保つためには、アクティビストの提案を簡単に取り入れていくのはリスクが高いなど、視点によってメリットデメリットが変わってくるため、非常に難しいテーマだと感じました。
私は、今回の春季セミナー大会の趣旨文を見て、初めてアクティビストという存在を知ったので、今回の討論のテーマとなっているアクティビストがどういった立ち位置で、そのアクティビストが行う提案とはどういったものなのかをあまり理解できていませんでした。そのため、これからさらに知識を深めていき、大会に向けて準備を進めていきたいです。(担当:鈴木)